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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10801/1144

Title: 注射薬と医療用具との相互作用に関する研究‐輸液セットとアミオダロン塩酸塩注射液との相互作用‐
Other Titles: Studieson the Interaction between Injection Drugs and Medical Devices‐Interaction between amiodarone hydrochloride injection and infusion set‐
Authors: 三間, 恵理子
Keywords: ポリ塩化ビニル(PVC)
含量低下
可塑剤
収着
分配
拡散
アミオダロン
ポリブタジエン(PB)
輸液チューブ
適正使用
Issue Date: 30-Aug-2016
公開日: 30-Aug-2016
Abstract: ポリ塩化ビニル(PVC)製医療用具使用時において、脂溶性の高い医薬品の一部が収着により含量低下を起こすことが報告されており、臨床上問題となっている。医薬品を適正に使用するためには正しい情報が必要であると考える。そこで今回、アミオダロン塩酸塩注射液について、含量低下に関する正確な情報を得ることを目的として、アミオダロンの含量低下率に与える輸液セットの材質、及び規格の違いの影響について検討を行った。 今回の実験より、アミオダロン塩酸塩注射液のPVC製輸液セット使用時における含量低下は、チューブ表面への吸着だけでなく、分配・拡散によりチューブ内部にまで吸収される収着によるものであることが示唆された。 また、PVC製輸液セット使用時のアミオダロン塩酸塩注射液の含量低下率は滴下速度の影響を受けた。アミオダロン濃度を1.5mg/mLとし、33mL/hrと17mL/hrの2つの滴下速度条件でチューブ通過後の含量低下率を測定したところ、投与開始から4時間の間に投与されるアミオダロン量は、必要とされる量に対し17mL/hrでは約83%、33mL/hrでは約90%となり、輸液とチューブとの接触時間が長くなる17mL/hrの条件の方が含量低下率は大きくなることが示された。 また、PVC製以外にもポリブタジエン(PB)の材質に対して、アミオダロン塩酸塩注射液は、収着速度は遅いものの収着することが示された。 今回実験に使用した規格の異なる2種類のPB製輸液セットでは、単位面積当たりの収着速度はほぼ同等であった。しかし含量低下率は明らかに異なった。4時間の間に実際に投与されるアミオダロン量は、PB(テルモ)製輸液セット使用時には必要とされる量の約97%であり、実際の使用には問題ない程度であった。一方、チューブの長さ、太さ共に2倍以上大きいPB(JMS)製輸液セット使用時には、4時間の投与で約10%の残存率の低下が認められた。このことから、PB製でもチューブの長さが長く、内径の大きい輸液セットを用いる際には注意が必要であることが示唆された。 これらのことから、脂溶性が高く、投与量の厳密な管理が必要な医薬品を投与する際には、PVC製チューブの使用を避けるだけでなく、代替品となるチューブの材質についても、その相互作用の可能性について注意する必要があると考える。
URI: http://hdl.handle.net/10801/1144
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